■米村みゆき編『村上春樹 表象の圏域――『1Q84』とその周辺』■
2014年6月17日 森話社刊 362頁 2400円+税
|
Ⅰ 村上春樹の表象空間
第1章 可能性としての物語 「総合小説」としての『1Q84』(高橋龍夫)
第2章 既視の物語『1Q84』 始まりとしての〈声〉(佐々木亜紀子)
第3章 閉じられない世界を求めて 『1Q84』におけるコミュニティ(松枝誠)
第4章 コード1Q84 世界認識の新しい方法(錦咲やか)
第5章 リライティング・スペース『1Q84』 BOOK1・2からBOOK3へ(中村三春)
Ⅱ 村上春樹のジェンダー空間
第1章 戦う女性表象で読む『1Q84』(遠藤郁子)
第2章 〈幻想〉の恋人たち 『ノルウェイの森』から『1Q84』へ(徳江剛)
第3章 『1Q84』の〈母〉たち 『海辺のカフカ』との対比において(平野葵)
第4章 『1Q84』における暴力表象 女同士の連帯と親密性をめぐって(堀口真利子)
第5章 村上春樹と“私的領域” ルーティン化する〈恋愛〉が壊れるとき(米村みゆき)
コラム1 天吾と青豆をめぐる文学と映画(山口政幸)
コラム2 『1Q84』の続篇は書かれ得るのか?(米村みゆき)
コラム3 “国民的作家”村上春樹 『アエラ』記事を追って(米村みゆき)
コラム4 「虚構」としての『1Q84』(白鳥克弥)
コラム5 「シンフォニエッタ」の意味するもの(奥田浩司)
資料 『1Q84』先行研究リスト
|
Copyright (C)2006 日本文学協会, All Rights Reserved.
|