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高良留美子著『世紀を超えるいのちの旅――循環し再生する文明へ』


2014年6月30日 彩流社刊 333頁 2700円+税


Ⅰ いのちを生きる 詩 生きて 自分のいのちを生きる いのちの旅――「神々の詩」 いのちの言葉に耳を澄ます 海への賛歌 森と食物 山に向かいて 生命力の根を強くする / Ⅱ 循環するいのちの文明へ 詩 産む 新たな文明のヴィジョンを 反核運動の高揚と衰退 生と死と再生・循環する文明へ――3・11フクシマ以降 文学者の反核声明――私はこう考える 自発的に、多彩に、非暴力で――グリーナムの女たちの反核・反戦運動に学ぶ 女たちが動きはじめた 子連れ出勤論争と脱原発 チェルノブイリから二年 平和・地球環境・プルトニウム / Ⅲ 原爆を意識的契機として 詩 広島 『希望』とその時代――原爆を意識的契機として 原爆の死者たちと既成の宗教思想・政治文化――『希望』創刊者・河本英三の原爆小説を読む / Ⅳ 循環を断ち切った日本文化 詩 閉ざされた部落 生と死と再生の循環を断ち切った日本文化――孤独な日の丸のイメージ 柔らかさを生み出すもの――部落解放詩集『太陽もおれたちのものではないのか』 出会い――人間を分ける壁 濃密な共同空間――奈良県・小林部落の聞き書き調査 生の真実の形をつかみ出す――部落解放詩集第二集『風吹きあがる』 個人と個人主義――欧米の個人主義と日本の集団主義 糞尿譜(アンケート) 日本人の自由観を考える――ヘイトスピーチをめぐって / Ⅴ 母・家族・女と男 詩 海のなかにいる母のように 生きることと自由のあいだに 地球レベルの母性愛を育てよう よい母、悪い母――アフリカの母親観から先端技術まで 仮面の家族――仮面は女性によって発見された 生きるということを思想化――自選評論集『高良留美子の思想世界』 家族の危機とその未来像――近代に発生した〈母性〉の必要性 母親と出産の社会史――フランスの経験 主体として母は語り出すのか――『母と娘のフェミニズム』 『フランケンシュタイン』と男性テクノロジー 歴史の闇を照らす試み――自分史を書く 「女性文化賞」創設 一条ふみさんを偲ぶ――『岩手県の女性史』への期待をこめて 「女の詩・女のうた」幕閉じる――一五年間を振り返って 女の歴史の重要なひとこま――行動する女たちが拓いた道 オヤといえば母――森浩一編『女性の力』 ブラウン管の裏側から――男性ディレクターの無意識 川崎市の協議会で起こったこと――教育委員長の豹変 二項対立的思考をめぐって――イリイチを迎えうつ 日本語と母の言語 アテネの母性主義――共同体の生命守護から国家の兵士生産へ 女神の分割――プラトンが画した転機 / Ⅵ アジア・アフリカ、戦争、植民地――世紀を超える旅 詩 ハルビン郊外三十キロ 無限なものとアジア――近代によっては解決されない亀裂と矛盾 韓国の民衆文化にふれて 「レバノン侵略とイスラエル――国際民衆法廷」に出席して 「偽満」を旅して考えたこと――帰りのない旅の終着地 沖縄で見たこと――本土で起こりえた決戦と戦後 墓場になったサッカー場――サラエボを訪ねて ボスニア戦争を左右した情報戦――善悪二元論への道 勇者の非暴力――“信愛と平和”創造の指針に 浅草ひょうたん池のほとりで――関東大震災、朝鮮人虐殺の聞き書き 奴隷貿易の城を見る――産業革命をおし進めたもの / Ⅶ 未来の文明への架橋 詩 卵を埋める 集会「このままでいいの?天皇の問題」への呼びかけ 『天皇詩集』序文 ニューヨークの塔の崩壊とバベルの塔――神話の反復を断ち切ろう 〈歴史というもの〉・イラク戦争・民主主義――サルトルのつぶやき 国家になることを拒む社会――「悪」の生成の場は「一」である 「二」という完全数と双数――二項が平等だった時代からの贈り物



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