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一柳廣孝著『無意識という物語――近代日本と「心」の行方』


2014年5月20日 名古屋大学出版会刊 261頁 4600円+税


第Ⅰ部 「無意識」の時代
 第1章 「霊」から「無意識」へ
  はじめに 「心」の変容 「意識」と「精神」 対抗運動のなかの「精神」 二葉亭から漱石へ
 第2章 意識の底には何があるのか――催眠術・霊術の言説戦略――
  はじめに 竹内楠三の転向 古屋鉄石の流転 意識の底には何があるのか
 第3章 超感覚の行方――催眠術・千里眼・テレパシー――
  はじめに 催眠術とテレパシー 超感覚の行方 おわりに
 第4章 変容する夢
  はじめに 夢をめぐる言説空間の再編成 大正期の「精神分析」受容 夢の場としての「無意識」   神経病の時代のなかで
 第5章「心理研究」とフロイト精神分析
  はじめに フロイト精神分析の紹介 「変態心理」の刊行とその影響 混乱する「無意識」 おわりに

第Ⅱ部 芥川龍之介と大正期の「無意識」
 第6章 消された「フロイド」――「死後」をめぐる疑念――
  はじめに 「自殺」という物語 消された「フロイド」 テクストのなかの「フロイド」 芥川と「無意識」
 第7章 夢を書く――「奇怪な再会」まで――
  夢を書くこと 芥川と夢 「奇怪な再会」における夢 おわりに
 第8章「無意識」という物語――「海のほとり」を中心に――
  はじめに 夢の女をめぐって 『湖南の扇』と「無意識」 「無意識」という物語――「年末の一日」
  「海のほとり」「蜃気楼」 「無意識」という恐怖
 第9章 最後の夢小説――「夢」と「人を殺したかしら?」と――
  はじめに 神経・風景・夢 二つの夢
 第10章 メーテルリンクの季節――芥川と武者小路実篤のあいだ――
  はじめに 「メーテルリンクの季節」のなかで メーテルリンク受容の光と影
 第11章 怪異と神経――「妖婆」という場所――
  はじめに 怪異の場 大正期日本の「神下ろし」 消失する「神経」
 第12章 さまよえるドッペルゲンガー――「二つの手紙」と探偵小説――
  はじめに 芥川と探偵小説 「二つの手紙」――ドッペルゲンガーと探偵小説 おわりに――さまよ  えるドッペルゲンガー
 補論 「無意識」の行方――芥川から探偵小説へ――
  はじめに 先導する小酒井不木 都市の孤独と「心」の闇
 終章



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