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米村みゆき・佐々木亜紀子編
『〈介護小説〉の風景――高齢社会と文学[増補版]』


2015年5月13日 森話社刊 335頁 2400円+税

    
増補版 序――〈介護小説〉というものさし(米村みゆき・佐々木亜紀子) 

はじめに
〈介護小説〉から見えてくるもの(米村みゆき・佐々木亜紀子) 

第1章〈記憶〉を書く男たち
青山光二と耕治人の老老介護小説(佐々木亜紀子) 

第2章 介護するのは何のため?
家族介護の動機付けをめぐって(山口比砂) 

第3章 高齢社会の「解釈」を変える
有吉佐和子『恍惚の人』と〈現実〉の演出(米村みゆき) 

第4章 管理される「老い」/監視される「主婦」 一九六〇年代『瘋癲老人日記』が語る介護
(杉田智美) 

第5章 介護と〈反介護〉の風景
されたくない「私」からの解放を求めて(古川裕佳) 

第6章 どこで暮らすか? 誰と暮らすか?
高齢者の性愛と〈介護小説〉の可能性(光石亜由美) 

第7章〈老い〉と〈狂気〉の物語
島崎藤村『ある女の生涯』はいかに語られたか(佐々木亜紀子)


コラム① たとえ記憶を失くしても―認知症の人々に残る心(大鹿貴子) 

コラム② 高齢者夫婦の行方―最晩年、最期、そして死後(佐々木亜紀子) 

コラム③『抱擁家族』の三十年後―小島信夫の〈介護小説〉における反因果性(崔正美) 

コラム④ 精神的ケアとしての「傾聴」―ドレス・レッシング『夕映えの道』(山口比砂) 

コラム⑤ 介護報道をめぐって―石坂浩二・浅丘ルリ子の離婚劇(大鹿貴子)

コラム⑥ 宮崎駿の描く〝老い〟―『ハウルの動く城』の場合(米村みゆき) 

コラム⑦ 私の病気は誰のもの?―被介護者のインフォームド・コンセント(大鹿貴子) 

コラム⑧〈介護小説〉の外側で―映画『殯の森』『わらびのこう』、介護短歌にみる〈介護〉(杉田智美)

コラム⑨ 女中の介護/女中を介護―家族の境界にいる使用人たち(古川裕佳) 

コラム⑩ 佐江衆一の描く「介護殺人」小説―『老熟家族』について(崔正美) 

コラム⑪ マイノリティの老後―映画にみる新しい老後の生き方(光石亜由美) 

コラム⑫〈老女〉のセクシュアリティ―円地文子の描く「山の女」(崔正美) 

コラム⑬ 介護の場としての「精神病院」
『恍惚の人』『花いちもんめ』にみる社会的入院(光石亜由美) 

コラム⑭ 高齢者の「演技」―東野圭吾『赤い指』(米村みゆき)
   



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