■和田博文・黄翠娥編『〈異郷〉としての大連・上海・台北』■
2015年3月25日 勉誠出版刊 432頁 4200円+税
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Ⅰ〈異郷〉としての大連・上海・台北
座談会〈異郷〉としての大連・上海・台北(和田博文・横路啓子・小泉京美)
Ⅱ〈異郷〉としての大連
大連の日本人社会(小泉京美)
夏目漱石――漱石に語られる「満洲」像(范淑文)
安西冬衛――郷愁の日本(宮崎真素美)
北川冬彦――変貌する「満洲」と過去の面影(櫻井智佳恵)
淵上白陽――満洲と芸術写真(和田桂子)
芥川光蔵――忘却された記録映画作家(上田学)
清岡卓行――異郷の野球(山本亮介)
羽田澄子――大連生まれの記録映画作家にとっての「内」と「外」(紙屋牧子)
Ⅲ〈異郷〉としての上海
上海の日本人社会(和田博文)
河井仙郎――日本印学の観止・近世印学の別幟(河内利治)
内山完造――三五年に亘る上海体験と上海観察(徐静波)
岸田辰彌――宝塚少女歌劇「ミス・上海」をめぐって(宮内淳子)
村田孜郎――中日文化交流の先駆者(髙橋龍夫)
金子光晴――『どくろ杯』の上海(竹内栄美子)
橋本関雪――橋本関雪と近代上海の画壇(陳達明)
川喜多長政――映画に生きたコスモポリタンの人(有澤晶子)
武田泰淳――終戦前後の上海について(黄翠娥)
林京子――異郷/故郷としての上海・『ミッシェルの口紅』『上海』(石田仁志)
Ⅳ〈異郷〉としての台北
台北の日本人社会(横路啓子)
佐藤春夫――「魔鳥」と「霧社」における台湾原住民像(簡中昊)
北原白秋――国境の地に立つ詩人白秋(石川隆男)
森於菟――その台湾時代(一九三四~一九四七)(呉佩珍)
西川満――異郷の発現(名木橋忠大)
市成乙重――日本統治初期の台湾語通訳者、教育者、著述家(冨田哲)
吉田修一――『路』に描かれる〈異郷・台湾〉(坂元さおり)
Ⅴ 資料編
大連・上海・台北 略年譜(小泉京美・和田博文・横路啓子)
主要参考文献
あとがき(黄翠娥・和田博文)
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