ロゴ
Home | About Us | Contact Us | Site Policy | Access Map

位田将司著
『「感覚」と「存在」――横光利一をめぐる「根拠」への問い――』



2014年4月10日 明治書院刊 325頁 6000円+税


序章 「根拠=ground」が揺れる 「震災」と転換期 「根拠=ground」が揺れる 「ジャンル」が揺れる 認識論的可能性 存在論的可能性 「余震」 / 

第一章 横光利一における「形式主義」――「個性」という形式について―― はじめに 横光利一とマルキシズム文学の「相互関係」 「個性」の分裂とその「矛盾」 「個性」という形式 「個性」から「自意識」へ おわりに / 

第二章 「日輪」の構想力と「神話」の構造――「形式主義」を予告する―― はじめに 「日輪」と「形式主義」 「ロゴス」と「パトス」の「動力」 「日輪」の歴史性 「日輪」の「構想力」 おわりに / 

第三章 『上海』における「共同の論理」――「形式」・「商品」・「機械」―― はじめに 「形式」への「還元」 『上海』における「共同」と「個性」 『上海』における「商品の物神崇拝的性質とその秘密」 「上海」という「機械」 おわりに / 

第四章 『機械』という「倫理」――「形式主義」と「暴―力」―― はじめに 『機械』と同時代評 『機械』の文学史(「心理」と「疎外」) 「倫理」という「形式」と「力」 『機械』の「理性」と「暴―力」 おわりに / 
第五章 横光利一と『資本論』――『上海』と『機械』を連関させる「経済学」―― はじめに 認識論の「図式」と文学の「形式」 「価値形態論」と「文字について」 『資本論』による『上海』と『機械』 『上海』という「工場」 『機械』と「工場」 おわりに / 

第六章 「転回」――「認識論」と「存在論」との対決―― はじめに 「認識論」をめぐる「前衛」 「認識論」との対決と「存在論的転回」 「純粋小説論」の「構想力」 おわりに / 

第七章 「純粋小説論」の「交互作用」――複数の弁証法をめぐって―― はじめに 「純粋小説論」をめぐる「否認」の痕跡を辿って 「交互作用」と複数の弁証法 「私小説論」(心境/社会化した私)と「純粋小説論」(純文字/通俗小説) おわりに / 

第八章 「純粋小説論」と「近代の超克」――「四人称」という「戦争」―― はじめに 「四人称」という「場所」 「純粋小説論」と「国家」 『近代の超克』と「純粋小説論」 おわりに / 

第九章 『欧洲紀行』という「純文学」――「純粋小説論」と自意識をめぐる「穴」―― はじめに ヨーロッパ体験と「自意識」 『欧洲紀行』という「純文学」 『欧洲紀行』に内在する「詩」 おわりに / 

第十章 『旅愁』という「通俗」――自意識をめぐる「立つてゐる」もの―― はじめに 「俳句」と「自意識」 「ノートルダムの大寺院」と「俳句」 「欅」と「立つてゐる」こと 截り斃される「欅」 おわりに / 

第十一章 『微笑』という「視差」――「排中律」について―― はじめに 横光利一における二項対立の「歴史」 「微笑」という「視差」 「微笑」という「新武器」 おわりに / 

終章 「故郷」は「異国」である 「見方」としての「故郷」 「故郷」という「超越論的」な問題 「意味=故郷」の刷新 ヨーロッパと「故郷」 「故郷」とは「異国」である






ページトップへのボタン このページのトップへ


Copyright (C)2006 日本文学協会, All Rights Reserved.